日曜日の昼下りは、お気に入りのロフトに上がって読書です。今日は感動したのでご紹介します。
重松清の「みぞれ」です。
小学生の息子の夏休みの宿題の「家族の得意わざ」についての作文で、ママは砲丸投げで鍛えた握力。
でもパパの得意技は何日かけて考えても見つからない。
パパの事は消されたまま作文が完結すると思った頃に、高校時代に出会ったパパとママのなれそめを知った息子は、両親の思いとは裏腹に「ケガで目標を失いかけたことがきっかけでママというパートナーを得たパパは、けがをしなかったら不幸な人生になってた。パパの得意わざは運がいい事です。」
… 怪我なんかしなくても幸せを掴んだ私の得意技は『宇宙規模に運がいい事』です。